doの運営がちょっとプレッシャーに感じている話
2019年11月から「do」の運営を始めて、今月で5年が経った。
運営開始当初は、学び始めだったHTML/CSSへの理解を深めるために作った拙いHTMLテンプレートを配布するだけの、カンタンなサイトだった。今は自作WordPressテーマで運営しているが確か最初は、Cocoonを使っていたと思う。
それが、ひょっとして、今の創作者って最新のHTMLやCSSやサーバーや、その他のWEB制作のことを思ったより知らないんじゃ……? ということに気付きはじめ、テンプレート制作よりもノウハウ記事の制作にハンドルを切ったのが、運営開始1ヵ月後のこと(サーバー選びについての記事の公開がこのころ)。
1ヵ月でこのことに気付く私の嗅覚、今思うとめちゃくちゃ鋭い。我ながらビビる。
「収益化を必要としない趣味の個人サイト制作運営」という、ニーズがそれなりに大きいところに需要が極端に少ない情報を上手く発信できたおかげで、今や月間5万PVの人気サイトとなり(XやPixivの仕様変更とか不祥事のおかげもあるが……)、個人サイトを訪問するとだいたいdoへのリンクが貼ってあるとかいうすごいことになっている。本当にすごいし、素直にありがたい。
でもその一方でプレッシャーも感じている。
プレッシャーその1:替えが効きづらい存在になってしまった
第一にこれ。
doの活動が影響したのかどうかは分からないけど、肌感覚でもdoへのアクセスが伸びるのに連動するかのように、個人サイト制作支援系サイトは増えている。いえつくさんとか。
でも、客観的に見てもdoと同じようなことをしているサイトはない。つまり、個人サイト制作・運営のためのノウハウを手広く発信してるサイトはdoだけということ。
まあ当たり前なんですが。すでにdoという強豪サイトがいるのに、今からここに参入してもうまみはないので。doさんがいるからいいよね、っていう。
だから、私がdoを辞めてしまったらこの個人サイトを愛する人たちはどうなっちゃうんだ? という、うぬぼれにも似た恐怖は常にある。
プレッシャーその2:いつか炎上するんじゃないかという恐怖
これもかなりデカプレッシャー。
do公式アカウントから何かを発信するときは極力、「個」を排除するように心がけている。出すとしても、ちょっと親しみやすく感じてもらうために茶目っ気を出す程度。
炎上とか不用意な発言にはよくよく気を付けている。怖いから、炎上。でも正直、不用意な発言での炎上はしないという自信がある。
問題は、誤った情報を広く発信してしまったことでの炎上だ。これが怖い。デカいメディアだからこそのプレッシャーがデカい。炎上しちゃうと、失った信頼を取り戻すのはけっこう大変だということは知っているので。
ノウハウ記事書き始めのころはわりと何度か「ここ間違ってますよ」メッセージを受け取っていた。なので今は、かなり慎重に情報を精査するようになった。サーバー比較記事とか、わりと1年もするとサービス内容変わってたりして、こまめな再確認も必要になる。
記事数が多くなるとそのぶん、記事の信ぴょう性の担保も大変になるな、と思う最近。正直、もう内容古いけど直せてない記事がたくさんある。なんとかしたい……。
プレッシャー3:単純にアクセス数の減少が怖い
ド単純。
というか、すでにアクセス数の激減は何度か経験している。理由は単純で、更新を放置したせいなんだけどね。
でも私も、訪問者と同じでオタクなのだ。絵も描きたいしゲームもしたいし、その他のいろんな魅力的なコンテンツをたくさん触りたい。労働してる時間が一番邪魔で、doの更新も、半分は趣味みたいなもんだけど、もう半分は労働なのだ。
ずっとdoの更新ばかりにかまけていられないのが本当のところ。記事を書くのだって時間がかかるし、プログラム開発なんてもうそら……そら大変よ。
だからといって更新をおさぼりして、たまにちらっとアクセス解析を見たときに数が減ってるとめちゃくちゃがっかりする。自業自得なんだが?
そういうわけで最近は外部のライターさんにお願いする部分を少しずつ増やしている。でもライターさんから上がってきたものを精査してサイトに載せるのも、それはそれで大変さあるな~とも思っている。何事も自分の思い通りに、ってわけにはいかないんですねえ。
そうはいってもdoは続けます
doの活動を応援してくれている方がこれを読んだら、ひょっとしたら「ガタガタさん、doやめちゃうんか?」って思ってしまうかもしれないけど、そんなつもりは今のところひとつもないです!
ただ、たまには本当のところをこぼしたいな~と思って、自分の心の安寧のためにこの記事を書きました。
doを運営するのは大変だけど、同じくらい嬉しいことがあって、とてもやりがいがあるので、本当に嫌になるか、生活的に無理になっちゃうまでは続けます。最悪、私がサーバードメイン代だけ払い続けていれば、私が更新しなくなってもあのサイトは残り続けるわけだし。
そんなわけで、今後も応援してもらえたら嬉しいです。じゃね。