こんにちは、ガタガタです。
ココナラやクラウドワークスなど、さまざまなクラウドソーシングサービスで「依頼したい内容を公開し、仕事をしてくれる人を募集する」というとても便利なサービスが利用できます。ココナラでは、公開依頼(旧リクエストボード)がそれにあたりますね。
SNSアイコンを描いてもらったり、動画編集の手伝いをしてもらったり、ブログ記事制作を手伝ってもらったり……など、さまざまな取引が行われています。
ですが、いざ何か依頼したいことがあっても、公開依頼では何を書けばいいのか悩んでしまう人も多いはずです。
- 提案が集まらなかったらどうしよう?
- この人に頼みたい!と思える提案が来るといいけど……
- 実際の取引の流れが分からず、なんだか不安
お金の関わることですから、ちゃんとした人と取引をしたいですし、実際の流れがわからないと不安ですね。
この記事では、私が実際に購入者として出した公開依頼の例をあげながら、「公開依頼の書き方」と「ココナラでの取引の流れ」を紹介していきます。
取引のシステムはサービスによって仕様が違うかもしれませんが、「公開依頼の書き方」はココナラ以外のサービスでも使えますので、ぜひ参考にしてください。
公開依頼の書き方
自分目線ではなく、出品者目線になって考えてみると、どんな情報が必要かわかるはずです。
出品者目線で考えてみると……
あなたは出品者です。「公開依頼」一覧を見て仕事を探しています。
たくさんの依頼が出ていますが、どんな人の依頼を受けたいと思いますか? また、どんな人の依頼は受けたくないですか?
好みにもよると思いますが、だいたい以下のような感じではないでしょうか。
- 自分の持っているスキルで満足してもらえそう
- 相手が何を求めているのかイメージしやすい
- スムーズに取引してもらえそう
- 料金が相場から大きく外れていない
- 依頼者の日本語が怪しい・誤字脱字が多い
- 自分の持っているスキルで解決できるかわからない
- 情報が少なくて、相手が何を求めているのかイメージできない
- 料金が相場より安すぎる、もしくは高すぎて、その理由も不明
イメージできましたでしょうか。受けたくない依頼の特徴を避け、受けたい依頼の特徴に近づけるとよさそうです。実際の公開依頼を見て、いい感じの依頼の特徴を真似してみるのもいいかもしれません。
さて、以上を踏まえて、公開依頼に必要な情報を整理してみましょう。
公開依頼に書くべきこと
- 解決したいことは何か
- なぜ・どんなことで困っているのか
- 現在の自分のスペック
- どんな人に依頼したいか
- 予算の内訳・理由(相場から外れている場合)
書く順番もこの通りにすれば、わかりやすい文章になるはずです。
私が実際に出した公開依頼もこのような構成で書いています。かなり取引のイメージがしやすいのではないでしょうか。
では、詳しく解説していきます。
解決したいことは何か
これは、もったいぶらず、文章の最初で簡潔に述べてしまうのがいいです。出品者も暇ではなく、結論がなかなか出てこない文章をダラダラと読むのは面倒だからです。
最初に解決したいことの要点をスパッと言う→「なぜ・どんなことで困っているか」を書く→解決したいことの詳細、という流れだと、理解しやすい文章になります。
- ブログ・SNSアイコンを描いていただきたいです。
……(中略)……
こんなアイコンを希望します。丸くて可愛らしい印象で、◯◯を持っていて…… - 動画編集のお手伝いをしてほしいです。
……(中略)……
具体的にお願いするのは以下の作業です。
なぜ・どんなことで困っているのか
言い換えれば、依頼をする目的です。なぜその依頼が必要なのか、どうして公開依頼をするのかを書きます。これを書くことで、出品者さんにより自分の意図を汲んでもらいやすくなり、スムーズな取引が期待できます。
- ブログを一新することになったため、心機一転アイコンを新調したいです。
- 動画の投稿ペースを上げるため、もっと撮影に時間をかけたいので、編集を請け負ってくださる方を探しています。
なぜ依頼を出しているのかを説明したあと、もう一度「解決したいこと」を詳しく書くことで、より取引のイメージを膨らませることができます。
現在の自分のスペック
現在の自分の情報を公開することで、自分にマッチした方から提案を受けられる可能性が上がります。
- ダイエットと美容についての実録ブログを書いている、30代女性です。現在は、ココナラのアイコンと同じものをブログ・SNSで使用しています。
- 英語学習系動画を作っているYoutuberです。動画投稿ペースは週2回ですが、週4回にペースアップしたいです。
どんな人に依頼したいか
この項目は「解決したいこと」と内容がやや被りますので、必要なければ飛ばしてもOKです。
相手に求めるスペックや実績、条件などがあれば、あらかじめ提示しておきます。
- 可愛い系のイラストが得意な方。これまでの制作物の例をご提出ください。
- 短納期でも柔軟に対応してくださる方。動画編集経験者のみの募集になります。
予算の内訳・理由
もし、あなたの予算が相場より高すぎる・もしくは低すぎる場合は、理由を添えておくと相手に安心感を与えられます。
- 細かい指定はせず、おまかせで描いていただければいいので、料金は安めで提示しています。
- 納期が短いわりに量があるため、高めの料金設定にしてあります。
公開依頼からの取引の流れ
公開依頼を出した後、どのような手順で取引が進むか見ていきましょう。
※以下は、ココナラ以外のサービスではシステムが異なる場合があります。各自でご確認ください。
届いた提案をじっくり吟味する
あなたの設定した提案期限までの間に、いくつか提案が届くはずです。届いた提案の中から、これぞと思うものを選んで購入すると、いよいよ取引が始まります。
公開依頼の提案期限を迎える前に、焦って提案を購入することはありません。期限内に届いた提案なら、提案期限を過ぎても購入することができます。急ぎの案件ならさておき、まずは期限いっぱい、提案が出そろうのを待ちましょう。
また、届いた提案を買わないでおくことも、逆に複数の提案を購入することも可能です。極端な話ですが、届いた提案をすべて購入することもできます。
提案を購入すると、トークルームでやりとりが始まる
トークルームとは、Twitterのダイレクトメールのような、クローズドなメッセージのやり取りをする場です。ここで打ち合わせをしながら、取引は進んでいきます。
もし、途中で取引をキャンセルしたくなっても大丈夫。出品者からの連絡がなかったり、何かトラブルが起きたりした場合は、提案の購入後もキャンセルすることが可能です。詳細はココナラのヘルプを参照してください。
途中で料金を上乗せしたくなった場合
提案の購入後、「おひねり」という機能を使って、金額を上乗せして支払うことができます。やりとりの途中で「もっと払ってもいいから、オプションをつけたい」とか「気持ちよく対応してもらえたので、金額を上乗せしたい」と思った場合は、どんどん使っていきましょう。
出品者が「正式な回答」を送信すると、取引が終了する
お互いが満足し、取引を終了することに同意すると、出品者が「正式な回答」を送信することで取引が終了し、出品者に料金が支払われます。
トークルームは取引が終了した後にも残りますので、必要があれば見直すこともできます。
まとめ
初めての取引の際には、不安や緊張がつきものですが、きちんと用意すれば希望通りの取引を行うことができます。
重要なのは、自分の希望をわかりやすく相手に伝えることです。
この記事が、良い取引を行う手助けになったら幸いです。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。