ジョジョ展(東京・新国立美術館)リポート!見どころやチケット購入方法、注意点など

レビュー


こんばんは。大学生のころ友人の家に泊まり込んで「ジョジョの奇妙な冒険」1部~7部を全巻読んで以来、その世界観とキャラクターの魅力、そして荒木飛呂彦氏の絵の持つパワーの虜になってしまったgtgtです

現在、東京・六本木にある国立新美術館では、そんな「ジョジョ」をメインとした荒木飛呂彦氏の原画展が開催されています。

荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
期間:2018年 8月24日(金)~10月1日(月)
会場:国立新美術館(東京・六本木)
チケット:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円

ジョジョ展公式サイトはこちら

わたくしgtgt、8月31日にこのジョジョ展に行って来ました。結論から言うともう最高。ジョジョファンは行くべしなのですが、詳細にリポートしてゆきます。

遠方で行けない、都合が合わず行けない……という方にも、この記事を読んで少しでもジョジョ展の雰囲気を味わって頂けたら幸いです。

なお、展示場内は一部を除いて撮影禁止のため、展示物の写真での紹介はできませんのでご了承ください。ジョジョ展公式サイトの みどころ ページとあわせて読んでいただくとイメージが湧きやすいかと思います。

入場~CHAPTER1:承太郎とスタープラチナの特大パネルがお出迎え!

16時入場のチケットを購入した私は、15時55分ごろに入場列に加わったのですが、この時点でざっと見て300名くらいはいそうな長蛇の列が出来上がっていました。
ちなみに、少年漫画の原画展なので若い男性客が多いと予想していましたが、50代くらいの方もちらほら見かけた上、半数ほどは女性と客層はかなり幅広い印象でした。「ジョジョ」の支持層の幅広さよ!

入場が始まると、10人前後ずつに区切って客を入場させていきます。スタッフの方も手際よく案内してくださるため、あまり待つことなくスムーズに入場できます。

展示室に入ると真っ先に目に入るのが、マゼンタ色の空と富士山を背負った承太郎とスタープラチナの巨大パネルです。もうこの一枚がジョジョの世界を表現しきっていますね。これから展開されるのであろうジョジョの世界への期待に胸が膨らみます。

更に進むと音声ガイドのレンタルカウンターがあります。荒木飛呂彦氏ご本人の声で、作品やキャラクターに込めた思いや解説が、自分の好きなタイミングで聞けますのでぜひ利用してください。レンタル料は550円です。

1部~8部までのそれぞれのストーリーがまとめられたパネルを順々に見て「ジョジョ」の世界をおさらいしながら、ついに原画展示ゾーンへと突入します!

CHAPTER2:堂々と天井から掲げられる主人公・悪役の名言の数々!

原画展示ゾーンでまず目に入るのは、天井から掲げられた名言入りの巨大な垂れ幕です。見た瞬間、印象深い場面の数々とその感動が、心に湧き上がってきます!

各部の主人公(つまり、ジョースター家の者)と悪役の名言がひとつずつチョイスされているのですが、スティールボールランからは主人公として「ジョニィ」「ジャイロ」の二人ともがピックアップされており、感激しました。

壁際にはジョジョ1部~8部までの主人公たち、そして悪役たちの、特に印象深い漫画のシーンの原画や、表紙絵などカラーイラストの原画が展示されています。

私は漫画の原画をたくさん見てきたわけではないのですが、荒木氏の原画には修正や描き直しがほとんどなく、誌面で見るのとほぼ変わりないくらい綺麗なので、本当に驚きました。あまりに綺麗なのでこれ本当に原画?と思ってしまうくらいです。

私もそうですが、他のお客さんたちも、一緒に来た人と原画を見て「このシーンはアツいよね」「やっぱ承太郎はカッコいい」など話をしながら、「ジョジョ」の想い出に浸っていました。聞いていてなんだか嬉しい気持ちになります。

順路側の壁には、歴代「ジョジョ」のメインキャラクター達のカラーイラストの巨大パネルが展示されています。こちらは撮影OK!大きなイラストがずらりと並んださまは圧巻です。

ジョジョ展 パネル

撮影OKの巨大パネル

CHAPTER3:スタンド使いの紹介と名場面の原画たち

次のゾーンでは、3部以降に登場する主要なスタンド使いの紹介と、彼らの繰り広げる名場面の原画が展示されています。

例えば岸辺露伴なら「広瀬康一くんにヘブンズ・ドアーで攻撃し、記憶を読み取ろうとするシーン」、エルメェス・コステロなら「これはグロリアのぶん!!のシーン」など。数々の名場面が思い浮かび、胸が熱くなります!

こんなスタンドもいたいた!と、改めて新鮮な気持ちでスタンド達を見つめることができました。

展示室の中央には、彫刻家の小谷氏による「スタンド発現」をモチーフとした作品が展示されています。実際に作中に登場したスタンドではないと思われますが、ポージングなど「ジョジョ」の世界観をよく反映しており、こんなスタンド使いもいたのかもしれないと思わせる見事な彫刻です。

CHAPTER4:色鮮やかなカラー原画で「ジョジョ」の色彩美にどっぷり

次のゾーンはカラー原画の展示がメインです。コミックスの表紙やジャンプ本誌の扉絵はもちろん、ファッション誌の表紙に採用されたイラストまで網羅されていて、一枚一枚じっくりと見入ってしまいます。

非現実的で奇抜ながらシャレたカラーイラストも、「ジョジョ」の大きな魅力ですよね。カラー原画も誌面で見るものと変わらないくらい綺麗で驚きます。プロってすげえんだなぁ……。

個人的に好きなカラーイラストが、4部「ダイヤモンドは砕けない」の、人物たちが天を指さして集まっているイラストなのですが、この原画も見られましたよ!

それにしても、主人公じゃないのに岸辺露伴のカラーイラストが多いのにちょっと笑ってしまいました。さすがの人気です!私も大好きなキャラクターです。

CHAPTER5:激アツ!!1部~7部、最終決戦の原画たち!!

次のゾーンは私、gtgtのイチオシ!1部~7部の主人公VS悪役、最高潮のバトルシーンの原画展示です!!

1部は船上でジョナサンがディオの首を抱きしめて力尽きるシーン、2部はジョセフが火山の力を使ってカーズもろとも地球外に放り出されるシーン、3部はロードローラーだッ!!!(私、DIO様がロードローラーにお乗りになってるフィギュア持ってました)

私は絵描きなので、荒木大先生の原画を見ていろいろなことを学ぼうと思いながら会場に来たのですが、このあたりではもう、完全にただのジョジョファンになっていました。徐倫がエンポリオをイルカに乗せて逃がし、プッチ神父に戦いを挑むシーンの原画の前では、もう涙が溢れていました。他のお客さんごめんね、びっくりしたよね。

やっぱり「ジョジョ」といえばアツいバトルシーン。帰ったら改めてコミックスを読もうと固く決心した私なのでした。

CHAPTER6:大スクリーンでの映像展示「AURA」も圧巻!

CHAPTER6では、ビジュアルデザイン集団WOWによる映像展示を見ることができます。各スタンドのモチーフが集まり、絡まり合うことでスタンドを形作っていく、という内容の作品です。

スタンドの力強さと神秘性を感じさせる、とても美しい映像作品です。

これを見ないで次の展示に進むこともできますが、2~3分程度のものですので、この機会にぜひ見ていってください。

CHAPTER7:完全描き下ろしの巨大原画!!

今回の原画展の目玉、荒木飛呂彦氏による完全描き下ろしの巨大パネル原画です。

高さ2mに及ぶ巨大なパネルに描かれたキャラクター達はほぼ等身大です。まるでそこでポーズをとって実在しているかのような距離感でした。荒木氏も音声ガイドで「徐倫の頭部を描いているとき、まるで頭をなでてあげているような感覚になり愛着が湧いた」と話しています。

どのキャラクターも魅力的に描かれていますが、私は特に「廣瀬康穂」と「カーズ」がお気に入りです。

それにしてもこの原画シリーズ、タイトルが「裏切り者は常にいる」なのですが、なんだか意味深に思えませんか? 音声ガイドでもそのあたりは特に触れられていなかったのですが、すごく気になる……。

CHAPTER8:ジョジョが生まれるに至った理論の展示

次のゾーンは「ジョジョリロン」と題し、荒木氏が「ジョジョ」を描くにあたってヒントになったもの、着想をいかにして得ているか等についての解説が展示されています。

壁にはスクリーンがあり、「裏切り者は常にいる」の作業風景の映像が映し出されます。巨大なパネルに向かってほぼ等身大の徐倫を描く荒木氏、御年58歳とは本当に信じられないです。この先も長く元気に漫画を描いてほしい……。

また、この巨大原画のポージングなどのラフスケッチ案も展示されています。漫画家のスケッチというよりやはり絵画家のスケッチという雰囲気。

なお、「ジョジョリロン」で紹介されていることは、荒木飛呂彦氏・著「荒木飛呂彦の漫画術」で書かれていることとも重複しています。より詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。ディープなジョジョファンだけでなく、漫画などのストーリーを作ることに興味がある方にも大変おすすめの一冊です。

総括:ファンは行っとけ。ファンじゃなくても見てほしい

展示内容もとても充実しており、「ジョジョ」の世界にどっぷりと浸ることのできる素晴らしい特別展でした。

我々「ジョジョ」ファンが作品やキャラクターに感じている魅力、熱さをそのまますくい上げ、こんなに美しい形で展覧会にしてくださったことに感謝が尽きません。

展示会場を出た後は、もう早くジョジョを読み直したいという気持ちでいっぱいで、同行していた旦那とディナーを食べながら、ずっと「ジョジョ」の話をしていました。

「ジョジョ」を読んだことのない方でも「読みたい」と思うようになる、そんな展示会に仕上がっていたと思います。「ジョジョ」を知らない方にとっても、一見の価値はあるはずです。興味があればぜひ訪れてくださいね。

展示を見に行く際の注意点

チケットの用意は早めに!できれば数日前に!

ジョジョ展のチケットは完全日時指定制です。入場日時が指定されたチケットを購入し、指定された時間内に入場することになります。

国立新美術館のチケットカウンターで当日券を購入することもできますが、入場時間が指定されてしまううえに、人気の特別展なのですぐに売り切れることが予想され、オススメできません。

あらかじめローソン・ミニストップのLoppiや、 ローソンチケットHP から予約券を購入することを強くオススメします。

グッズ販売は遅い時間だと売り切れも出ます

会場限定ものもあるグッズ販売ですが、私がショップに訪れた19時台では、スマホケースなど、既に売り切れているものもありました。

確実に手に入れたいグッズがある場合は、なるべく早い時間に入場するようにしましょう。

所要時間は3時間ほどを見ておきましょう

私は16時前に入場列に並びましたが、ジョジョ展会場から出たのは19時ごろでした。混雑状況によって前後するかと思いますが、所要時間の参考にしていただければと思います。

一般的な美術館には長椅子が設置されていて休憩することができますが、「ジョジョ展」会場には椅子が設置されておらず、ほぼ立ちっぱなしになります。重い荷物はロッカーに預けるなど対策を取りましょう。

特別展の会場内には、CHAPTER6を過ぎたあたりのところにお手洗いがありますが、一度通り過ぎたゾーンに戻ることが禁止されていますので、事前にお手洗いを済ませておくことをオススメします。

2018年11月からは大阪でも開催されます!

この「ジョジョ展」、11月からは大阪文化館・天保山でも開催されます。東京は遠くて行けないという方は、こちらも検討してみてくださいね。

荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
期間:2018年11月25日(日)~2019年1月14日(月)
会場:大阪文化館・天保山(海遊館となり)

ジョジョ展公式サイトはこちら

みどころたっぷりのジョジョ展、ぜひ足を運んでみてくださいね。