【映画】ブラックホールも初撮影されたし『インターステラー』を紹介したい【ネタバレなしレビュー】

映画


こんにちは!宇宙系SF映画が大好きだけど、500億円を積まれても宇宙には行きたくないgtgtです!

世界で初めてブラックホールが撮影されたという激アツニュースを見て、あの名作SF映画『インターステラー』を紹介するなら今しかないという使命感に駆られ、この記事を書いています。
参考記事:ブラックホールの撮影成功、何がわかった?(ナショナルジオグラフィック)

本編169分という実に長い映画ですが、Amazonプライムビデオの見放題対象にもなっているので、興味のある方にはぜひ観てほしいです。一度観はじめたら、きっとあっという間の3時間になります。
Amazonプライムビデオ『インターステラー(字幕版)』

なお、この映画は物理学の要素をふんだんに含む……というか、相対性理論を専門とする物理学者が監修するなど、かなりガチで専門知識が盛り込まれています。全く興味のない方にはピンと来ないかもしれませんが、「宇宙」「物理学」そして「相対性理論」などに関する興味・知識のある方なら、前のめりになって楽しめる仕上がりになってます。

もちろん、大筋は「父と娘の愛の物語」ですので、あまり宇宙に詳しくない方でも楽しめる映画です。

こんな人にオススメ

宇宙に何があるのか想像するのが好き
「地球滅亡」「人類移住」という言葉にワクワクする
「五次元」「事象の地平線」という言葉にワクワクする
最後に勝つのは理論ではなく愛だと思う

人類の存続をかけた物語

地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
(Amazonプライムビデオ 作品説明より)

本作の舞台は今より未来、環境の変化が進み、人類の存続が危ぶまれている地球です。

アメリカでは少雨、疫病、そして激しい砂嵐により、小麦やジャガイモはことごとく枯れ、深刻な食糧難に追い込まれています。あらゆる産業が衰退し、国民たちはそれまでの仕事を捨て、食糧にありつくために畑を耕しています。

主人公・クーパーも例に漏れず、もとは優秀なパイロット兼エンジニアだったものの、今は畑でコーンを耕して生計を立てています。しかしある日、彼の10歳の娘・マーフィーの部屋で「ポルターガイスト」のような重力異常が起きたことをきっかけに、彼はある場所へと導かれることになります。

やがて彼はNASAが秘密裏に行っていた「人類移住計画」を知ることになり、計画実行のため、太陽系外の銀河で居住可能な惑星を探す宇宙船のパイロットに選ばれます。クーパーは後ろ髪を引かれる思いをしながらも、娘を地球に置いて宇宙へ旅立つことになりますが……。

誰も見たことのない宇宙の描写と理論付けがすごい

本作は、169分のうちの大部分を使って「宇宙」で起きた出来事を描いています。しかも、地球軌道上とか月とかのような「比較的地球に近い宇宙」の話ではなく、「太陽系外の銀河」という未だ人類の到達していない宇宙を舞台としているのです。

そこはさすがのクリストファー・ノーラン監督、ガチの物理学者を監修として起用し、舞台設定を科学的に裏付けながら、実に説得力のある「宇宙」を描き出しているのです。

例えば、現在の技術では、地球の「お隣さん」である火星へ行くのにも半年はかかると言われているのに、どうやって遥か彼方の太陽系外へ行くのか……という疑問には「ワームホール」を通るという答えを出しています。そしてこの「ワームホール」の描写も非常に面白い。

また、「光速に近い速さで進むもの・大きな重力の影響を受けているもの」の時間の経過は、地球上にいる人に比べて遅くなるという「ウラシマ効果」も、この作品に大きく関わります。SF作品でよく取り上げられる、宇宙の旅から帰ってきたら、みんなが自分よりもずっと歳を取っていたというあの効果です。本作ではこの「ウラシマ効果」が実に複雑に物語へ絡んできます。

これらの理論に馴染みのない方でもストーリーを理解できるつくりになってはいますが、ウラシマ効果については「時間の流れの速さは、じつは条件によって変わる」という事実だけでも知っておいたほうが良いかもです。(理論についてはけっこう複雑で、私も理解しきれてないのでとりあえず置いときましょう笑)

このような話に興味のある方なら、本作を観たあとに「もっと宇宙で起こる現象について知りたい」という気持ちになり、調べものが捗ること間違いなしです。

「種」を取るか「個」を取るか

本作では、人類移住計画に際し、二種類のプランが立てられています。

プランA

巨大な宇宙ステーションを建設し、生存している人類をそこに避難させる。居住可能な惑星を探し出し、環境整備が完了したら、そこへ人類ごと移住する。
※ただし、宇宙ステーション内で人工的に重力をコントロールできるようにしなければこのプランは達成できない。重力のコントロールのためには、ある方程式を解く必要があり、地球に残ったブランド教授がこの大難題に尽力する。

プランB

プランAが達成できなかったときのためのプラン。人工的に作った受精卵をあらかじめクーパー達の乗る宇宙船に積み込んでおき、居住可能な惑星を見つけたらそこで人工培養し、「ヒト」という種を存続させる。地球に残った人類は助からない。

地球に残った愛する人たちを救うためにはもちろんプランAを完遂させなければなりません。クーパー達もプランAの成功を信じて方程式の解をブランド教授に託し、宇宙へ旅立ちます。「ヒト」を救えたとしても、自分の愛する人たちを救えないのは、やはり決して好ましくはないですからね。

しかし、そんな彼らの前に「種」と「個」のどちらを取るべきなのか(言い換えれば、「理論」と「愛」のどちらを取るべきなのか)という難題が、あらゆる形で立ちはだかります。

重大なミッションを背負った宇宙飛行士とはいえ、彼らも一人の人間です。彼らのいち個人としての苦悩や悲しみ、弱さは、観る人に大きな共感を覚えさせます。

カギを握るのが「ブラックホール」

映画『インターステラー』予告映像より
(映画『インターステラー』予告映像より)

さて、ネタバレにも関係しますので詳しくは紹介できませんが、本作のカギを握っているのが「ガルガンチュア」と名付けられた超巨大ブラックホールです。

予告映像に出ているこの姿も、先日撮影されたブラックホールの画像に似ていますよね。

主人公たちはこの「ガルガンチュア」の近くにある惑星が、人類が移住できる環境かどうかを調べに向かうのですが……。

このブラックホールがどのように物語にかかわってくるのか、ぜひ注目しながら鑑賞してほしいです。

まとめ:ノーラン監督らしい「愛」の物語

本作はかなりガチガチのSF作品でもありますが、その根底には「父と娘」をはじめとした、愛という人類に普遍的な感情が秘められています。

ノーラン監督らしく、熱いハートが込められた「愛」の物語とも言えます。初見だと難しく感じるかもですが、興味の湧いた方はぜひ鑑賞してみてください。
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