Brainは何が問題?サービス概要と今起きていること、今後の課題と展望

働き方


こんにちは、ガタガタです。

つい先日、フリーランスエンジニアの迫さんが「Brain」というプラットフォームを発表しました。

サービス概要は以下のような感じです。

  • 有料コンテンツ販売プラットフォーム
  • 基本的なサービスは「note」と同じ
  • レビュー機能付き
  • アフィリエイトリンク発行機能付き

このBrainを巡って、ブログ・アフィリエイト界隈が大騒ぎしています。大絶賛する人もいれば、否定的な意見を言う人もかなり多いです。

2020年2月1日、11:00時点ではアクセス過多のためサーバーメンテナンスに入っており、サイトが閲覧できない状態になっていました。

この記事では、Brainが何なのかいまいち分かっていない方向けに、いちブロガー視点からBrainの現状、何が良い点なのか、何が問題なのか、そして今後Brainとどう付き合うべきか分析していきます。

そもそもBrainとは?

Brainは、自作コンテンツを有料販売することのできるプラットフォームです。

私はまだ登録していないので、どんな形式のコンテンツが販売できるのか確実にはわからないのですが、少なくとも「文章」だけの販売も可能なようです。いわゆる情報商材ですね。

また、いわゆるクラウドソーシングサービスのように「スキルを売る」ことも可能のようです。

と、これだけなら似たようなサービスはいくらでもあるのですが(noteやココナラ、BOOTHなど)、これらのサービスと決定的に違うのはBrainではコンテンツのアフィリエイトリンクを発行することができる点です。

アフィリエイトとは

Aさんが他人(他社)の作った商品をブログなどで紹介して、それを見た第三者が商品を購入すると、商品を作った人からAさんに紹介料が支払われる「成果報酬型広告ビジネス」のこと。広告を出すだけでは報酬は出ず、広告クリックから商品購入に結びついて初めて報酬が支払われる。

当サイトもアフィリエイトプログラムに参加しているため、当サイトの記事から書籍などが購入されると、購入数量や商品の販売額に応じた報酬が私に入るようになっています。(なので、いいなと思ったものはどんどん買ってください笑)

最初に明確にしておきますが、アフィリエイトそのものは悪ではありません。商品を紹介した人は報酬を貰えて、商品を買った人はいい買い物ができて、そして商品開発者は売り上げが増えるのですから、本来アフィリエイトはwin-win-winのビジネスです。

Brainは何を可能にしたか

個人でコンテンツを開発して売る人はこれまでもたくさんいましたが、それをアフィリエイトプログラムに参加させることはほぼ不可能でした。

理由はいろいろありますが、一番はコストや手間がかかりすぎて、予想できるリターンに見合わないことではないでしょうか。

そもそも、個人単位で開発された商品・サービスはかなり玉石混交で信用度が低く、ASP(アフィリエイトプログラムを提供する会社)がプログラムに参加させてくれるとも思えません。

しかし、Brainの登場により、個人の商品でもほぼコストゼロでアフィリエイトリンクを発行することができるようになりました。

つまりBrainでは……

  • 個人制作コンテンツを有料で販売できる(ここまでは今までもできた)
  • それを買った人はレビューを書いたり、アフィリエイトリンクをつけて宣伝する
  • アフィリエイトリンクからコンテンツが買われると、宣伝した人にも報酬が支払われる

個人の作ったコンテンツが今まで以上に販売・購入されやすくなる仕組みだということです。

これはとても画期的なことで、副業・兼業・フリーランスという働き方が注目を浴びる令和の時代、個人のビジネスを盛り上げるための重要な鍵になることは間違いなさそうです。

Brainが問題視されている理由

ではこのBrain、大絶賛されると同時に大きく問題視されているのはどうしてでしょうか?

Brainはその仕様上

  • 出品者が紹介報酬を自由に設定できる
  • 商品の内容や出品者は精査されないので、誰でも自由に商品を出せる

のですが、これらの仕様が「とてもまずい状況」を生んでしまったことが問題視の理由のようです。

とてもまずい状況1:マルチ商法めいた商品が悪目立ちしている

twitterで「Brain」と検索すると、「初心者でもBrainで今すぐ稼ぐ方法」みたいな情報商材を買った人が「1秒も早く買った方がいい!オススメ!超有益!」とツイートしつつ、Brainのアフィリエイトリンクを貼っている、という現象がかなり目立っています。

更に調べてみると、どうもこの手の情報商材、「今後値上げされることが公言されていたり」「紹介料がかなり高く設定されている(50%など)」ようなのです。

「早く買わないと損しますよ」というのは消費者の正しい判断力を奪う文句で、悪徳商法の常套句でもあります。

さらに、高い紹介料を設定することでフォロワーの少ない人でも商材のアフィリエイトリンクを貼るだけで、簡単かつ素早く元を取れる構図になっているのです。

スキルのない初心者でも素早く確実に稼ぐ方法なんて、この商材のアフィリエイトリンクを宣伝させることくらいしか考えられませんので、以下のような仕組みになっていると予想できます。

  • 「初心者でも簡単にいますぐ稼げる」と謳い、商材を購入させる
  • 商材の内容は「アフィリエイトなら簡単に稼げます。まずは第一歩として、この商材を宣伝してみてね」のようになっている
  • 購読者は、言われたとおりにアフィリンクをSNSなどでシェアし、商材を紹介する
  • シェアしたリンクから商材が購入されると、紹介者に報酬が入る
  • 紹介者は初心者なのに本当に簡単に稼げたかのように錯覚する
  • 売上画面をスクショし、SNSでシェアすることでまた別の人が購入し、以下ループ

この構図により画一的な宣伝文句がSNSにあふれかえり、マルチ商法のように見えることが大きく問題視されているというのが現状です。

もちろん実際に、商材を購入・宣伝した人は一時的には稼げているのですが、こんな方法で継続的にお金を稼ぐことができるのかは甚だ疑問の残るところです

とてもまずい状況2:どれが本当に質の良いコンテンツなのか分からない

Brainには購入した商品に星1〜5の評価とレビューをつける機能がついています。これは「質の良いコンテンツだけをみんなで共有する」というBrainの理念に基づいた機能です。

ただ、購入した商品をアフィリエイトで紹介することを考えると、星5以外のレビューをつける購入者がどれだけいるでしょうか

実際にコンテンツ一覧を見ていても、星5.0か、評価がひとつもついていないかのどちらかがほとんどです。これが本当に「質の良いコンテンツだけが提供されている」状況かどうかは、判断が難しいと言わざるを得ないでしょう。

現状、Brainとどう付き合うべきか

以上のように、お金やコンテンツを非常に流動的なものに変えてしまうという革命をもたらしたBrainですが、まだ開始したばかりでサービスが洗練されていない部分があるのも本当のところです。

では、現状ではBrainとどう付き合えばよいでしょうか。

販売・宣伝をするのは、今はやめとくのが吉かも

現時点で、「Brainに乗じてお金を稼いでいる人は信用してはいけない」という空気感が一部の人にあるため、自身の信用を守るためにも、サービスが洗練されてくるまではBrainで稼ぐ側に回るのはやめたほうがいいかもしれません。

既に圧倒的なブランド力と信用を持っている人なら出品してもいいかもですが、そうでない人はBrainを使ったとしても「気になる商材を購入するだけ」の立場が無難かもです。

本当によかった商材ならアフィリエイトで紹介してもいいかもしれませんが、「Brainのアフィリエイトをしている」というだけで、自らの信用を落としかねないことは念頭に置くべきです。

サービスがクリーンになるまで待つ

Brain公式アカウントは、今回の騒動を受けて次のように案内を出しています。

「低品質なコンテンツ」の線引きが難しそうなところですが、こうなってしまった以上はなんらかの仕組み構築が必須なので、開発チームのみなさんに期待して、今は待つしかなさそうです。

終わりに:Brainのコンセプトは素晴らしいです

個人で商品・サービスを開発する人たちにとって、Brainのコンセプトやサービスは本当に素晴らしいものです。

ただ今回は、仕組みの不十分さによりBrainというサービスのイメージが一気に落ちてしまったと言わざるを得ないでしょう。

Brainにおける販売・宣伝ルールさえきちっと整備できれば、サービスがクリーンになり、個人ビジネスの活性化に繋がることは間違いないです。

私としても、Brainが安心して利用できるようになったら、ぜひとも活用したいと思っています。

開発陣の皆さまにとっては、これからが大変な時期になりますが、より良いサービスを目指して頑張ってほしいです。